職場の種類による福利厚生の違い

看護師は医療や介護、福祉などの様々な現場で活躍できるのが特徴です。
医療施設では病院やクリニックが代表的であり、介護施設には有料老人ホームやデイケアセンター、訪問看護ステーションなどがあります。
保育園や障害者施設などの保育や福祉の現場もあり、各種企業で健康相談所に勤めたり健康診断を担ったりすることも可能です。
このような職場の種類によって給与にも違いはありますが、福利厚生や待遇について種類ごとに大まかな共通点があります。
病院では福利厚生の充実を目指して待遇を上げるのに尽力している現場が多く、院内託児所の設置や時短勤務制度の確立、キャリアアップ支援の実施などの多岐に渡る福利厚生が導入されているのが一般的です。
給与水準が上がらない分、手当によって待遇を向上させている現場も多くなっています。
一方、クリニックの場合にはこのような手厚い福利厚生がない場合が多いものの、休診日は必ず休みにしてリズムよく働ける環境を与えているのが通例です。
デイケアセンターのようにベッドがない介護現場でも同様の傾向があります。
有料老人ホームでは病院と同様に夜勤や土日の出勤が必要になりますが、それを免除した待遇の求人も多くなりました。
パートの場合には夜勤や土日の出勤に対して高い時給や日給を与えることも増えています。
このように、多くの職場でさまざまな福利厚生や待遇、制度などが用意されていることが多くなってきました。
そのため、転職や求職の際は福利厚生の詳細をしっかり調べておくことをおすすめします。